BLOG ヒラノの考えごと

老老介護について。後編2017/05/29

昨日の続きです。

老老介護困ったな③
「二人でひきこもる・
二人だけでなんとかしようとする」

老老介護は自分たちだけでなんとかしなければいけない!という考えを持つ人が多いような気がします。

③さぁ、どうしよう?

そんなことはないんですよ。
◎子どもや友人・ご近所さん、市区町村の相談窓口などにしんどくなってきたと言うことは、恥ずかしいことでも悪いことでもありません。

むしろそれを口にせず、我慢し続けて、介護者の心身がこわれることのほうが大問題。

まわりの目を気にせず、いろんな人と繋がって、助けてもらいながらでいいんですよ。

 

◎介護サービスは利用しない!と全てを拒否するのはやめましょう。

今は昔と違います。

みんなヘルパーさんやデイサービスなと介護サービスを利用しているし、施設に入ることも、全然恥ずかしいことでも情けないことでもない世の中になったんだと思ってください。

できるところは自分たちでやればいいし、
負担に感じるところは

「他からも支えてもらおう」

そういう思いを持っていてほしいです。
甘えましょう!頼りましょう!

 

老老介護困ったな④

「まわりから異変が見えない」

◎介護者が倒れてしまった場合も…

介護を受けている人が寝たきりだったり、認知症が重度化している場合、気づくこともできず、近所の人や救急車さえ呼ぶこともできない場合もあります。

 

◎介護者の精神状態が悪化した場合…
介護放棄・暴言暴力など虐待・介護者の自殺・心中・介護殺人といった、最も起きてほしくない結果におちいることも…涙

 

誰もこのお家で起きている異変に気づくことができなくて、その家の中だけでどんどん悪化していく場合も多いですよ。

 

④さぁ、どうしよう?

子供・孫・親戚だけではなく、友人やご近所さんといった他人も意識し、目配りだけでもしてあげてほしいと思います。

気づいてあげられる人がいること。

これが今後とても大事になってくると思います。

最後に。

周囲も…介護はいつか自分たちにも訪れるかもしれない問題!と心の中にとめておくことが大切です。

 

今若い人たちも、

これから何十年か先、いつかくる未来に、目の前のお年寄りと同じようになった自分を重ねてみてください。

 

自分たちが高齢になったときに住みやすく、社会全体で守り、他人であっても優しく接してくれる社会になるように。

 

自分たちの将来のためにも、ベースづくりを今からしようということです。

 

介護のことは、

国だけじゃなく一人ひとり、

全体で考えていかなければならない、みんなの問題になったように思います。

 

今日書いたことはみんなに当てはまる訳ではありません。
各家庭によって、起きることが違うから。

 

でもなにか、

答えにはならなくても、きっかけやヒントになる言葉が一行でもあればいいなと思います。

 

がしかし…

老老介護をしている人がワタシのブログにたどり着くのは……かなり低い確率。

でもいいか。笑