BLOG ヒラノの考えごと

老老介護について。中編2017/05/28

少し間が空きましたが、老老介護の続きです。

前回、どうして老老介護が増えてきたのか、どんなことが問題なのかについて思うことを書いてみました。

今回は解決策につながりそうなことや、自分の考えや思いなどを考えてみようと思います。

老老介護。
その人たちの生活の状況、それに伴う感情…。

 

ダメだダメだ。

そんなことをイメージしはじめたら、辞書のように分厚いものを作っても書ききれないことに気づきました。笑

まとめようがないくらい、本当にちゃんと考えたいことなんです。

 

いろんなケースがあって、それによって起こると予想されることも、感情も違う。

◎要介護者の状態が、寝たきりと認知症では全然違う。

◎介護者と要介護者の関係が夫婦だとして、奥さんが旦那さんをみるのと、旦那さんが奥さんをみるのとでは、これまた問題点や感情の変化など色々違う。

 

うーん。まとまらない…

もしこのブログに目を通してくれる人がいたら、読むのが大変だ。苦笑

 

とりあえず共通するような内容だけ、大きく4つにわけて少しずつ投稿しよう。

よし!

 

老老介護困ったな①

「どんどん状態が悪化して 介護量が増える」

このくらいなら家でみれそう。

はじめはなんとなくこれまでの生活の延長線上のような感じでスタートするかもしれませんね。

みなければいけない、家でみるのが当たり前という気持ちも強いので、少々しんどくてもなんとか頑張れると思います。

スタート時は要介護者の状態も軽いことが多いから。

それが少しずつ少しずつ悪化し、やることが徐々に増えたり、急に状態が悪化して対応に戸惑い、どうしていいかわからないほどしんどくなることもあります。

そして、要介護者が少しずつ悪化するのと平行するように、介護者も少しずつ歳を重ね、これまで普通にやっていたことに倍のパワーを必要とするようになりますね。

老老介護はどちらも高齢者だから。

①さぁ、どうしよう?

・スタートに近いときから、状態が悪化しないように「予防介護」を行うことも大切です。

早い段階で夫婦一緒にリハビリに通ったり、地域の高齢者の集まりに参加するなどしてほしいです。

 

・家でみていても、少ししんどいなと思いはじめたくらいから、区役所や役場、地域包括支援センターなど自分が住む地域の役所の人と出会って、相談相手をつくっておくといいですね。

老老介護困ったな②
「介護疲れと介護者の体調悪化」

何日か前に介護殺人のニュース記事を取り上げたときに書きましたが…

 

介護をする人は、自分の体調が悪くても、気分が落ちていてなにもしたくなくても、毎日毎日介護し続けなければいけない場合があります。

 

自分が倒れると、介護を受けている人はどうなるの…
その思いで頑張り続け、自分の体調や気持ちは後回しに。

病院の付き添いにはいつも行くのに、自分の病院にはなかなか行けない。行かない。

 

介護者が疲労から体調をこわし、このくらいなら大丈夫、まだ大丈夫と放置している間に重度化したり、うつ病になってしまったりということもあります。

 

②さぁ、どうしよう?

・普段から友だちやご近所さんなどに、隠すのではなく、話しをしてください。

 

・地域包括支援センターや役場などちゃんと解決策を提案してくれるところに相談しましよう。
一人で抱え込まない。
これが絶対大切です。

 

・離れてすむ家族や親戚にも、定期的に状態などを連絡しましょう。
心配をかけるから…。

そのようなことばかり気にしないで、少しくらい心配をさせましょう。

また、考え方によっては、定期的に報告することで、子どもさんも状況がわかり、どんな感じかわからないよりも、逆に安心につながるかもしれませんよ。

 

*聞いた人は、またか…と聞き流していい内容と、ヤバいかも⁉︎の境目だけはわかるようにしておいてください。

必要だと思うときはとりあえず様子を見に行く、その人が一定期間介護をやらなくてもいい環境を用意してあげる。など行動に移しましょう。

 

・デイサービスやヘルパー、ショートステイなど介護を他人とわけてやりましょう。

自分自身がゆっくりした気分になれる時間を少しだけでも作る。

これも本当に大切です。

介護者が無理をしすぎないこと。
それが相手のためでもあるんですよ。

今日は

困ったなと思うことと、対応策のヒントになればいいなと思うことを2つあげてみました。
残りの2つを明日また。

 

介護のことになると、書きとめておきたいことが山積みで…

ダラダラダラダラ書いてしまう。苦笑

 

しんどい人がこれからも増え続けるのはイヤだな。

ただただそれだけなんだけどなぁ…難しい問題だ。