誰かと話し、言葉を交わし、伝える。
沢山の人に自らの思いや考えを発信する。
なんでもなく当たり前のことだけど
「ことばを自分の中から出すこと」
なんだろう…ものすごいことのように感じます。
この一週間、毎日のように二人の女性について、テレビから聞こえてきたこともあり、気になったんだろうな。
旦那さんがいて、子どもさんが2人いて、人々の注目を集めることができるところまで仕事を頑張ってきた…。
一見家族構成なども良く似ている二人の女性。
2人の何が違ったか…
家族のために頑張り、
自分のために頑張り、
応援してくれる人のために頑張る。
そこまでは同じだったかもしれない。
でも
発した言葉が大きく違った。
自分じゃない誰かに向けて発した言葉が。
一人は自らに起きている出来事に感情を添え、言葉にして…
他者を励まし、自分の弱ささえも見せることで受け取る人にチカラを与えた。
一人は自らに起きている出来事に感情を添え、言葉にして…
他者を傷つけ、自分の弱さを見せまいと、受け取る人をチカラで押さえつけた。
一人は自らのツラいことを受け止め、そばにいる人たちに感謝の言葉を発し続けた。
一人は自らがツラいことを受け止められず、そばにいる人たちに怨嗟の言葉を発し続けた。
その言葉の数々を聞き比べたとき…
言葉が持つ力や影響力を知り、自分なりに考えなさいと言われているようにさえ思えました。
内容や伝え方は本当に大切。
自分に起きている出来事や自分の中にある感情は、その段階では自分だけのこと。
でもそれを言葉にして
自分の外に出した時点で
受けとり、共有する人ができる。
自ら発し、一度誰に届いてしまった言葉は
「やっぱりなかったことに」はできない。
誰かが言葉を受け取っている時点で、
それが途絶えても、たとえ全てを削除しても…
言葉を受け取った人たちの中には残るから。
自分がかけた言葉は、なんらかのかたちでかえってくるということも理解し、自分の言葉に責任を持たなくてはいけないな。
ワタシもどのような言葉を選べば…
大好きな介護について、
立場の違う色々な人を傷つけず、
不快にさせず、
大切なことを必要な人に届けることができるだろう。
こんな何の影響力のない普通人でさえ、自ら発信する内容・伝え方など考え、迷走しそうになりました。
言葉は
助け、支え、人の気持ちを温めることもできる一方、
悩ませ、不快にし、人の気持ちをつぶしてしまうこともできる。
言葉は
色も形もないなのに、ものすごいチカラを持っている。
そんなことをちゃんと意識しておこう。
ヒ