認知症だったばあちゃんとは6年間一緒に生活した。
叔父と生活はまだ8カ月ちょい。
日数的には今の生活のほうがかなり短いし、介助量もばあちゃんのほうが断然多かった。
叔父は抗がん剤治療の効果も出て、食べるようになって、気持ちも前向きになったから、病状としては安定してきた。
はじめの数ヶ月、自分は今日死んでも明日死んでもおかしくないからと、死ぬための準備ばかりしていて、全てをあきらめている感じだった。
でも最近はいつまで生きられるかはわからないけど、もしかしたら一年、二年と生きられるかもしれないと、やりたい事などをまたやり始めている。
うれしい。
病状が安定していること。
その気持ちになってくれたこと。
もっと生きたいと思って生きていること。
その心の変化や体調が落ち着いてきたことが本当に嬉しい。
なのに…
私は良人ではないんだろうな。
仕事がしたいとか
どこかに行きたいとか
いつまで続くだろうとか…
そんなことを思ってしまうのも本当。
一日でも長く生きてほしい。それも本当。
こんなことを思うのは、これまであまり関わりがなかった、叔父と姪という関係のせいもあるのか…
ただの人間性か。
あとは…
仕事には行かないでほしいという叔父の希望や、急変することもあるから遠出はしないでおこうという自分の考え。
そんなこともプラスして、自分自身を抑制してしまっていることもよくないんだと思う。
なかなかめんどうなアタマの中。
看病や介護を家でしていていると、いろんな感情がでてくる。
でもそんな感情をユラユラしながら、もう少し流れのままいこうかな。
ヒ