6年前の今日。
あの場所にいた人たちもきっと…
いつかくる、いつかくる、でもそれは今じゃない。
誰かの町に、誰かの家に、でもうちじゃない。
うちはこんなに備えているから大丈夫。
そう思って、いつも通り、なにも変わらず、家族に特にいつも以上の言葉や感謝を伝えることもなく、普通に本当に普通に過ごしていたんだろうな。
いつもと同じ一日のはずだっただろうな。
それが自分の町だった。
それが自分の家族だった。
それが自分だった。
あの時…
飛んで行って、何でもいいから手伝えることをしたいと思った。
でも思うだけだった。
ばあちゃんを置いては行けなかった。
なのに…
出会ったこともないその人たちは、すごく大切で大きなことを伝え、教えてくれた気がした。
自然がないと私たちは生きられないけど、
自然に命を奪われてしまうこともあるんだよ。
それがいつなのか、誰のところにくるかわからないんだよ。
だから大事にしなさい。
自分のまわりの人を。大切に想うものを。
ちゃんといつも大事にしなさい。
自分たちに起きたことがただ悲しいだけで終わらないようにしてください。
そんなことを伝えてくれている気がした。
ちょっと情けない考え方かもしれないけど、それが私が私なりに感じて受け取った答えだった。
だから毎日ちゃんと言葉を交わし、伝えたいことはその時伝え、まわりの人も犬もこれから出会う人も大事にしなきゃいけないと思った。
6年経った今も…
できるだけその人たちに教えてもらったことを守ろうと自分なりに努力はしています。
ありがとうございます。
今日14:46そんなことを思い、伝えました。
ヒ