BLOG ヒラノの考えごと

叔父が末期の癌に2017/02/18

余命3ヶ月〜半年と宣告を受けたらしい。

歩けなくなって、一人で生活するのが難しくなってきた。

連絡があったとき、本当に不安だったんだと思う。

一人で死ぬのはこわいから、少しの間だけ大阪に戻ってきてほしいと電話で話していた。

 

叔父は20年以上引きこもり。

とにかく筋金入りの頑固な変わり者だ。

 

でも、そうなってしまった訳ではなく

そうしたいと自分で決めてそのライフスタイルを貫いている。

お互いに気をつかう、わずらわしい人間関係が大嫌い。

だから仕事には行かない。

でも人に迷惑はかけない。

それが叔父の考え方。

 

パソコンを自分で組み立てる系の人だから、ネット株とFXでずっと生計を立てている。

 

ある意味、一般的ではないが

自分の意思があり、筋は通っている。

だからそれでいいと思う。

 

今回、私に迷惑をかけたくないという思いがあったのだろう。

歩けなくなるまで我慢し、皮と骨みたいに痩せ細るまで連絡してこなかった。

 

で、大阪に戻り 久しぶりに会ったとき…

想定内ではあったけど

ゴミ屋敷に浮浪者がいるのかと思った。笑

 

毎日通うようになり

はじめの数ヶ月は不調と不安から、喜怒哀楽が激しくて 急に怒鳴ったり、急に泣いたり…

私も病むかと思った。

(すでに若干病んでいるが…苦笑)

 

でも思った

難しい人だからこそ そばにいると学ぶことや見えてくることが多い。

自分と違うタイプだから教えられることも多い。

様々な心の変化など、人の考えや思いが変わる瞬間に沢山ふれている気がする。

 

今は余命宣告で伝えられた半年もすぎ、

よく笑い、よく食べるようになってきた。

半年で体重が7kg増えた。

つかまって歩けるようになってきた。

生きようと頑張っている。

 

現在。