ばあちゃんとの田舎生活。
住み始めてすぐは近所の人達も少し警戒モード。
急によそ者がきた感じだったんだろうなぁ 笑
半年が過ぎ、一年が過ぎしていくうちに
みんな優しくなってきた。
野菜の作り方を教えてくれたり
作った野菜を持ってきてくれたり。
二年・三年と経つと友達のような感じに…苦笑
ソメさん、レイコさん、シノエちゃん、あっちゃん…。
近所で話すのは80オーバーのおばあちゃんばかり 笑
旦那さんが亡くなって、一人暮らしの人が多かったなぁ。
私の休みの日はバレる。
みんな家の前に車があるかないかでわかるらしく、電話がかかってきたり、顔をみにきたりする 笑
こんなこともある。
一緒にカラオケをしようと家に呼ばれるといつもこうだ。
年季の入ったカセットデッキにテープを入れ、マイクをつなぐが、再生はせず、なぜかアカペラカラオケ。
知っている曲は毎回ゼロ。
歌詞カードを渡してくれるけど直筆&達筆で読めない。
そのおばあちゃんは一人で1時間程歌い続け、観客は私のみ。
私は手拍子しながら、たまにいいねいいね!と声をかけるだけ。
なのに、楽しかったーーと喜んでいる。
何が楽しいのかはわからないが、実にかわいい 笑
こんなこともある。
田舎すぎて近くにお店がないので、休みの日に車に乗せて よくイオンに行った。
なかなか買い物に行けないから、自分で見て選んで買えることが嬉しいと話していた。
冬は家の前の雪かきをしてあげるだけで喜んでくれた。
都会には…
まだまだ若者もお年寄りもたく沢山いる。
でも地方にいくとお年寄りばっかりが残って生活している場所も少なくない。
歩いていける場所に店もなく、コープの宅配や介護食の宅配などでなんとか生活品を手に入れる。
これからどうすればいいかなぁ…
私一人考えたところでどうにもならないのはわかってるけど、時々真剣に考える。
田舎に親を置いて、都会で頑張るアナタ。
ダメになったら実家に戻って面倒をみる?
施設に入れる?
それまでの期間はどうする?
国や行政じゃない。
身内である自分が少しずつでも考えてあげないと。なーんて。
でもほんとにお年寄りの一人暮らしは、私たちが思っている以上に退屈で寂しいものかもしれませよ。
年を重ねる毎に、ちょっとした不安も同じように積み重なっていくと思います。
町や村の民生委員さんだけでは大変すぎるから、日本でもリンクワーカーが増えて、当たり前のように各地域に配置されたらもっと違うのかなぁ…。
去年から京都が日本で初めて認知症リンクワーカー制度をスタートしたみたい。
経過が楽しみです。
日本の隅っこの方で…
毎日一人で寂しかったり不安だったりする人を、ちょっとのぞいて声をかけてくれる人。
そんな人ができると、離れている家族も安心して仕事を続けられるのにな。
また良い案があったら教えてほしいなぁ。
ヒ