身体障害者療護施設に勤務する
入居者の方は年齢も障害もこれまでの人生模様も様々。
自分の親くらいの人・自分と同い年くらいの人・病的に潔癖な寝たきりの人・自傷行為を日々繰り返す人…
頸損・脊損・小児麻痺・視覚障害・聴覚障害・知的障害… いろんな病気・症状の方と関わることができた。
1年目…
体の前も後ろも鮮やかに模様が入った全介助の人が入所。担当に。
まだ受け入れ期が過ぎていないような感じがした。精神的にもかなり不安定。
施設としてもどのように対応していけばいいか悩む程 難しい人だった。
でもその人の気持ちを考えると、自分が障害を持ってしまった事実を受け入れるまでに時間がかかることは仕方がない。
どうにか落ち着いて穏やかに、できればほんの少しでも楽しいとか嬉しいと思える時間も持てるようになってほしい。
毎日そればかり考えて接するけどその頃の私はまだまだ未熟だったと思う。
いつも泣いてた。1年で胃潰瘍・7kg減。笑
全身でぶつかり、本気で関わらないと自分がつぶれそうだった。
スタッフみんなに支えられ、助けられた。
気づくと新人スタッフの私に 入居者の人たちも優しく寄り添い、応援してくれた。
初めての仕事。働いてお金をもらうことがこんなに大変なことなのかと痛感。
教えられることが多く、やりがいと学びという点でいうと いまだにこの6年間を超える仕事にはついていないように思う。
ばあちゃんが認知症になったと連絡が入ったので仕事を辞めることに。
大好きだった香川を離れ、京都の山奥へ
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