ワタシの町でも少しずつ咲きはじめた桜。
1カ月程前、叔父が花見に行きたいと言っていたので…
もう少し桜が開いたら、お散歩がてら行ってみようかと聞いてみた。
すると
実はな。
桜見るとなんとなく悲しくて不安になってしまうんよ。
だからやっぱりやめておこう。
と。
それは身内だから理由が何なのか
すぐにわかった。
私もそうだったから。
うちの父が亡くなったとき、桜がとても綺麗に咲いていた。
そのよく年、後を追うようにばあちゃんが亡くなった時も桜はとても綺麗に咲いていた。
この淡く、静かに咲く花をみると
そのときのジンワリと迫ってくる寂しさみたいなものを思い出す。
私はその後の流れの中で、色々な友達が桜をみようと誘ってくれた。
そのおかげで、寂しい気持ちは楽しいに上書きされていった。
でも叔父は
上書きされないまま、そのときの感情で毎年過ごし、ここまできたんだろうな。
叔父の場合は兄が亡くなり、母が亡くなり、一人になり。
私以上にそのことが寂しくて、不安で、こわかったと思う。
一人になると感じる瞬間を迎えた感じがしただろうな。
きっと…
この間、花見に行こうと言っていたのは
私が桜が咲いたら見たいと言っていたからだと思う。
あんなに前のことなのに
起きた出来事に感情が伴うと、その時の状況や感情までも鮮明に覚えていたりする。
恐るべし扁桃体…苦笑
今年は花見は行かなくてもいいか。
二人で楽しくプレステでもしよーかね 笑
ヒ