ヒラノのモウソウ

カイゴ村2017/03/25

認知症の人とその家族が住める小さな小さな村。

村といっても団地くらいの広さ。
でもその中には住居だけじゃなくて
小さなスーパーやカラオケ・喫茶店、公園・家庭菜園、公民館や銭湯があって…。
徘徊も自由、買い物にいってお金がうまく払えなくても大丈夫。

車や電車のような危険なものはなく、できるだけ好きなように歩き、近くの商店街と家がコンパクトにあるような場所。

家でテレビを見てのんびり過ごすもよし。
買い物にいったり、ワンちゃんのお散歩をしたり、これまで家でしてきたことをできるだけ自由に行なってもらいたい。

 

スーパーや喫茶店…店員は
みんな介護職員。

どのような場所でも状態観察をしながら、必要なときだけさりげなくフォローする。

 

 

食事や排せつ・入浴は別枠でケア担当職員が状態に合わせて声掛けや誘導し、介助を行う。

必要な介助は最低限行いながら、できるだけ本人が自由に生活できることを一番の目的にした場所。

 

一緒に生活する家族は時間を気にせず仕事に出たり留守にしてもOK。

一緒に過ごして、入浴や排せつだけスタッフにお願いしてもOK。

そのかわりクレーマーのような、まわりの人の小さなことを許せない人は入居不可。

 

お互いに許しあい、協力しあい、理解しあって生活するそれが大事。

そんな場所。

妄想するだけでワクワクする。

 

 

オランダにホフヴェイという施設があるのを聞いたことがありますか?
この施設の存在を知って、日本版ホフヴェイがあればいいなと妄想がスタート。

 

ホフヴェイは首都のアムステルダムから約25キロくらい離れた場所にあるヴェースプというのどかで穏やかな雰囲気の街の一角にあるようです。

この施設はアルツハイマー症・認知症の重症患者のみが入ることができる介護施設。
東京ドーム1つ分くらいの広さの中に住居やスーパー・美容院、そしてカフェ・レストランや映画館・コンサートホールもあるみたいです。
街全体が一つの施設としてつくられているんですね。

しかも亡くなるまで住むことができる終身介護施設! 安心…。
日本でもこんな小さい小さい村や町のような施設ができれば、
本人の自由もある程度確保しながら、

他人に迷惑をかけることを気にせず、

本人も家族も気持ちラクに過ごせるのかなと思います。

 

いいなぁ。認知症の人が住む村。

村長希望だわ。
ちなみに・・・

オランダは消費税が21%
でも社会福祉がすごく充実しています。
オランダ国民の老後の不安はなんと…0.5%!

日本は…95%。
95%の人が老後の不安を抱えている…苦笑