先日病院に車が突っ込んでけが人がでましたね。 運転していた人は76歳の女性。
「またか」と思ってしまうほど、このような事故が増えていますね。
今回の方は運転機能に支障をきたす疾患(認知症等)はないと報道されていました。
しかしある程度の年齢になれば、
歳を重ねるごとに身体機能や判断力が衰えるのは、事故を起こした人だけではなく、みんながなること。
それは周囲だけではなく、やっぱり自分自身が理解しておかなくてはいけない。
自分だけは大丈夫。
その自分への思いが一番こわい。
高齢・認知症。
家族が24時間見張り、家に閉じ込めてしまう。 それは悲しいし、しんどい。
止めるのもやめさせるのもなかなか難しい。
辞めさせたり取り上げた後、その人の生活はどうなるだろう。それも心配。
でも…
全く関係のない人を巻き込んでしまい、怪我をさせてしまったり、命を奪ったりということを考えると許せない。
本当は…
歳をとっても、認知症になっても
外に出たい、自由に歩きたい、車に乗りたい、好きにしたい。
人として当たり前のこと。
周囲としては、できるだけ守ってあげたい。
大切なものを取り上げるのは、取り上げるほうも辛いから。
いろんな感情が混ざりますね。
難しいと感じるのは…
・本人の自由や人権の確保。
・その人を介護する家族の安定した生活や心身の健康。
・他人への迷惑や被害の防止。
どれも大切なことなのに、どれかを守ろうとするとどれかにシワ寄せがいく。
誰しも、自分が誰かを傷つけようと思っているわけではない。
その人たちなりに、これまで通り一生懸命生活しているだけ。
その部分も理解しなくてはならないし、
事故で悲しい思いをする人も出したくない。
何がいいとか悪いとかよりも
どうするかをもっともっともっと具体的に、本格的に社会全体で考えなければならない時なのでしょうね。
これからさらに
私たちが経験したことがない超高齢社会・認知症社会になると言われているのに、こんなにゆるい感じで話し合っていたら、悲しいことはもっと増えてしまうんだろうな。
そろそろ
自分には関係ないと思わずに
今以上に 何をどう守るべきかを、みんなが真剣に悩まなくてはいけませんね。
ヒ